« 自慰 | トップページ | 第一弾 »

2006.01.20

可動域を超えた手根骨

5本の指を 最大限に広げ
空の向こうにある 「あの雲」を掴み取った
たやすく取れる 土でもなく
たやすく取れる 花でもなく

ただ ひたすらに 「あの雲」


ひんやりとした 手の内側
包み込んでる感触は なく

冷たい雲は 手から逃げるように すり抜け
暖かい風に さらわれた


手はなぜか 汗ばんで
雲は 知らん顔で
風の吹く 遠い遠い空へと
・・・戻った


掴もうとした 意識を消そうと 思ったのに
感触を覚えた手は それを 許さない
雲は 振り向きもしない 
見もしない
汗を残した手のことも


              意識にない


  私が求めなければ

     貴方が答えれば


  私がつかまなければ
 
     あなたが逃げなければ

  
それで よかったの?

私の 願いは 一つ

   貴方を 見守ることが出来る
   貴方が 泳ぐことが出来る
   貴方を 支配することが出来る



      「空」に
          なりたい

|

« 自慰 | トップページ | 第一弾 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/37865/536040

この記事へのトラックバック一覧です: 可動域を超えた手根骨:

« 自慰 | トップページ | 第一弾 »